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ホーム >  本校ブログ >  塾頭コラム#49:1学期は体力、2・3学期は精神力

塾頭コラム#49:1学期は体力、2・3学期は精神力


子どもたちが学校生活や学習面で、意欲を失ってしまう・心が折れてしまうという事象は少なくありません。私たち大人は、それを回避すべく、彼らを上手に導いてあげなければなりませんね。長くこの仕事をしてきて、タイトルにあるように、「1学期は体力面の試練が」「2・3学期は精神面の試練が」訪れるケースが多いように思います。

1学期は、新学年のスタートです。小学校・中学校・高校の新1年生は、大きな生活の変化がありますから、しっかりとサポートしなければならないことはイメージしやすいと思いますが、他の学年であっても、進級すれば、少なからずハードルの高さは増すものです。それに加え、夏に向けてグングン気温が上がり、体力的な消耗も少なくありません。福岡市立の中学校、福岡市立の小学校の一部が、この季節に運動会・体育祭を実施しますし、部活動も夏を大きな山場として、そこに全力で向かっていきます。つまり、「疲れることが日に日に増えていく」という時期なのです。

とはいえ、この1学期に学年のベースを固めていかないと、1学期に崩れて、それを後追いでリカバリーしていこうというのは、さらに苦しい展開です。よって、私たちは「体力的に大変な時期だ」ということを十分に理解した上で、子どもたちに寄り添い・引っ張ってあげなければならない…そういう時期なのです。

子どもたちがダラダラしていると、大人としては苛立ちを覚えることもあるかもしれません。しかし、体力的に疲弊した子どもたちは、大人の苦言を正面から受け止めることができません。よって、それが衝突となり、体力面だけでなく精神面でも疲弊していきます。大切なのは、「今がきつい時期だよね」「暑くてスタミナを奪われるよね」ということを受け止めた上で、改善のアドバイスをしていくことが大切ですね。

また、体力的な山場は、家庭でのサポートの腕の見せどころです。「食事」「睡眠」がカギになってきます。暑くても、つるっとのどに入りやすそうな献立にしてみたり、睡眠環境を整えたり、子どもに気合とやる気を注入するよりも、「食事」「睡眠」のサポートの方が効き目を発揮しやすい時期です。ご協力お願いいたします。

最後に、体力面の疲労から、気持ちが弱くなるのがこの時期です。お子さんにそのような兆候が見えた時は、早めにお知らせください。九大進学ゼミとご家庭とで、しっかり支えていきましょう!

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