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塾頭コラム#50:「時間」を成果に繋げるために


「成績を上げたい」…これはほぼすべての生徒の願いですね。では、成績を上げるにはどうすればいいのでしょう?端的に言うと、「学習量を増やすこと」これに尽きます。では、学習量とは何かというとズバリ「学習時間×集中力」です。緊張感なく、だらだらと3時間勉強するのと、集中して1時間勉強するのとでは、学習量は変わらない、いやむしろ後者のほうが良い成果につながるでしょう。結論、「学習時間を増やす」ことと「集中力をつける」ことが重要です。

まず、「学習時間を増やす」ですが、自分では3時間勉強したつもりでも、実際の学習時間(本当に実になっている時間)は2時間に満たないなどということはよくあります。いえ、そういうケースのほうが多いかもしれません。そのギャップを埋めるために効果的な道具、それは『タイマー』です。机について、実際に勉強を開始するときに、スタートボタンを押し、勉強を中断したらすぐさまストップボタンを押します。そうすることによって、実際の学習時間が計れます。最初は、3時間座っていても1時間しか勉強していないなんてこともあります。しかし、子どもたちも「長く座っているのに、勉強時間は少ない」という事実は認めたくありませんから、次第にストップウォッチで計る学習合計時間が3時間に近づいていくのです。そうすることによって、実際の学習時間を増やしていくことができます。

続いて「集中力をつける」ですが、勉強している環境が集中しやすい環境だとすれば、あとは学習内容そのものに集中しなければなりません。人間は、普通の状態では集中するのは困難です。自分で集中する状況を作る必要があります。それを解決してくれるのは、『締切』です。 一般に集中力は「締切効果」によって増大するといわれています。「いつまでにやらなければならない!」という意識が、集中力を高めてくれるのです。これを学習に応用すると、タイマーなどを使い、勉強する時間を設定することによって、爆発的に集中力を高めることができます。宿題をするにしても、10分でやると決めて、タイマーをセットすることで、何も決めないで勉強するよりも何倍もの集中力を得ることができます。また、タイマーがあれば集中力を得られるだけでなく、休憩時間が設定でき、だらだらと休憩することを回避できます。子どもたちは自分で休憩時間を決めたつもりでも、ついついだらだら時間を延ばしてしまうものです。しかし、タイマーがピピピッと鳴れば、それをきっかけにパッと勉強に戻ることができます。

このように、学習量を増やすためには、「学習時間」と「集中力」をUPさせる必要があります。どちらも大切なのは「時間」ですね。時間を意識することで、効果は増大!もちろん、受験生だけではなく小学生や中学1・2年生にも有効です。ぜひ、試してみてください。しっかり支えていきましょう!