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塾頭コラム#72:出会いと挑戦の季節です!


 春は新しい出会いと挑戦の季節ですね。私自身もこの時期になると、生徒たちが新たな環境に一歩踏み出す様子を目にし、身が引き締まる思いがします。教室には新学年を迎え、新しい目標を胸に熱心に取り組む姿があふれています。
保護者のみなさんにとって、お子さんの学習を支えることは日々の大きなテーマかと思います。実は最近の研究では、「子どもへの声かけ」が学習成果に大きく影響することが明らかになっています。例えば、「頑張って!」という漠然とした声かけよりも、「昨日よりここがよくなったね」「今日も集中して取り組めているね」と具体的な成長を伝える声かけの方が、子どもたちの意欲や自己肯定感を高めるというデータがあります。また、逆に注意や指摘をする際も、言葉の選び方次第で子どもたちのモチベーションは大きく変わります。「ここができていないよ」ではなく、「ここをもう少し工夫するともっと良くなるよ」といった、前向きな表現を心がけることで、子どもたちも改善に意欲的になることが分かっています。
 私たち九大進学ゼミも、このような研究結果を日々の指導に活かし、「褒める」「認める」「励ます」を意識した声かけを徹底しています。生徒たちは自分の成長を実感できることで自信を持ち、自然と次の挑戦に意欲的になることが多いです。

 また、学力を伸ばすためには家庭での勉強習慣の定着も欠かせません。「毎日決まった時間に机に向かう」という単純な習慣でも、継続することで学習効果が飛躍的に高まります。次のステップとして、「机についたはいいけれど、何をしよう?」と悩み、そこでリタイアすることも多いもの。よって、「時間」と「最初に取り組む内容」を決めておくと、より成功する確率が高まります。保護者のみなさんには、お子さんと一緒に小さな目標を立て、その達成を喜び合う機会を設けていただければ幸いです。
 特に、定期的に目標設定を振り返り、その達成度を確認することは効果的です。毎週や毎月など、短期間で振り返りの時間を設定すると、小さな成功体験を積み重ねることができ、子どものやる気を継続的に引き出すことができます。もし達成できなかった目標があっても、それを叱るのではなく、次の具体的なステップを一緒に考える機会に変えることで、失敗を次の成功への糧にすることができます。さらに、勉強の効率を高めるためには、適切な休憩や運動も重要です。集中力が途切れたと感じたときは、短時間でも軽く身体を動かすことで脳の働きが活性化し、再び集中できるようになることが研究で示されています。家庭でも、適度な休憩や簡単な運動を取り入れることで、学習効果の向上をサポートしていただければと思います。
 九大進学ゼミは、生徒と保護者のみなさんの「安心」と「信頼」を何よりも大切にしています。新しい年度も一緒に明るく豊かな明日を拓いていきましょう!