グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  本校ブログ >  塾頭コラム#82:共通テストに見る準備の必要性

塾頭コラム#82:共通テストに見る準備の必要性


先日、1月17日・18日に、大学入学共通テストが実施されました。新課程2年目となり、実施前より平均点の下落が予想されていましたが、その通りの結果となりそうです。この時期になると、問題の難易度や形式変更が話題になりますが、私自身は、別のことを強く感じています。それは、高校入試も大学入試も、「入試改革」の名のもとに、明らかに姿を変えつつあるということです。
その変化の背景には、いくつかの目的がありますが、私はその一つに、「入試直前だけ頑張った生徒ではなく、 長い時間をかけて、地道に積み重ねてきた生徒が報われる仕組みをつくること」があるように思えてなりません。そして、これは決してきれいごとではなく、本来、報われるべきなのは、そういう生徒だと私は思っています。
大学入学共通テストを見ても、単なる暗記量やテクニックだけでは太刀打ちできません。

・文章を正確に読み取る力  ・資料やデータを整理する力  ・限られた時間の中で、考え抜く力
これらは、短期間の詰め込みでは身につかない力です。むしろ、小学生・中学生の頃からの学習姿勢や思考の積み重ねが、何年もかけて形になり、ようやく発揮される力です。
つまり、今の入試は、「その場しのぎの努力」よりも、「続けてきた姿勢」を見ようとしている。そう感じます。
「大学入試はまだ先だから」そう思われるお気持ちは、もっともです。もちろん、今の学年の学習が最優先であることは言うまでもありません。ただ一方で、大学入試は、高校入試の延長線上にあり、そしてその土台は、小学生・中学生の頃の日々の学びによって作られている、という現実もあります。
ここで誤解してほしくないのは、「早くから難しい勉強をさせるべきだ」という話ではない、ということです。
大切なのは、
・毎日の学習リズムを大きく崩さないこと
・分からないまま放置しないこと
・結果よりも、取り組み方を大事にすること

こうした、一見すると地味なことを、淡々と、しかし確実に積み重ねていくことです。
医療の世界では、「予防」が当たり前になりました。虫歯になってから治すのではなく、虫歯にならないように、日頃からケアをする。勉強も、実はとてもよく似ています。つまずいてから立て直すことはできます。
しかし、その分、時間もエネルギーも必要になります。だからこそ、「困る前に備える」という視点が、これまで以上に重要になっているのです。今、お子さんが小学生・中学生であることは、見方を変えれば、「いちばん備えやすい時期」にいるということでもあります。
ご家庭でできることは、決して難しいことではありません。「今日は何点だった?」と結果を聞くよりも、「今日は、どんなところを考えたの?」と過程に目を向ける。その積み重ねが、「長く積み重ねてきた生徒が報われる入試」に、確実につながっていきます。
九大進学ゼミは、目の前のテストだけでなく、その先の進学、さらにその先の人生まで見据えて、指導を行っています。2月は、新年度に向けた“準備の月”。焦らせる時期ではなく、整える時期です。
これからも、ご家庭と同じ目線で、子どもたちの成長を支えてまいります。