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ホーム >  諫早校ブログ >  令和7年度公立高校入試改革④~理科編~

令和7年度公立高校入試改革④~理科編~


数学、英語、国語に続いて、今回は理科編です。

こちらは令和5年度の入試問題の一部です。
実験の結果を問う基本的な問題に加え、実験の方法を問う問題もあり、根本理解が求められます。
最近の入試では、知識の有無を問う問題だけでなく、このような活動型の問題が増えてきました。

それに加え、令和7年度の入試からは、日常生活や社会問題に関連した内容が取り入れられます。
先ほどの令和5年度の入試と同じ「プラスチック」を題材にした問題ですが、清掃のボランティアに関する会話文をしっかり読んだうえで、解答する問題に変化しています。

問1は、海洋プラスチックごみが環境に与える影響に関して、自分の考えを述べる問題です。
学校で学んだことだけにとどまらず、学習したことを社会問題と関連付けられているかが問われます。
問2は、密度をもとに3種類のプラスチックを見分ける方法を説明する問題です。
令和5年度の入試では、実験の内容として問題文に示されていたことを、自分の知識と表現力を使って説明するものへと変化しています。

このように、今後の入試では、基礎的・基本的な問題根本原理を問う問題に加え、学んだことを日常生活や社会問題に活かして、科学的な見方や考え方をもとに自分の考えを述べる問題が取り入れられていきます。問題解決能力を高めるための思考力や表現力、問題解決に必要なプロセスを問う問題へとシフトしようとしています。

理科では、日常生活で起こる様々な現象の理屈や法則、自然界のつながりを学ぶことができます。
そのため、学習したことを身近に感じやすく、生活に役立っているということを実感しやすいです。
また、実験や観察を通して疑問点を自らの力で確認し、問題解決能力を身につけることもできます。

この入試の変化に対応していくためには、学校の授業や普段の学習からこれらのことを意識して取り組んでいくことが重要です。
ぜひ、理科の知識を普段の生活と結び付けて、学習に取り組んでみてください!