ゆたかな時間
塾で生徒たちを教えていると、実にいろいろなことを話してくれるものです。学校の話、友達の話、家族の話、ハマっているものの話……、そんなことまで塾で話しているんですね、と保護者面談で驚かれることもしばしばです。
今年から使われている小学校の教科書(光村図書5年)に、ミヒャエル・エンデ作「モモ」が収録されています。
世界的に有名な物語ですが、時間どろぼうに奪われた人々の時間を、モモという不思議な少女が取り戻すお話です。
今年から使われている小学校の教科書(光村図書5年)に、ミヒャエル・エンデ作「モモ」が収録されています。
世界的に有名な物語ですが、時間どろぼうに奪われた人々の時間を、モモという不思議な少女が取り戻すお話です。
時間どろぼうに時間を奪われた世界、それはつまり、「時間がない」「いそがしい」と日々追い立てられる人々の世界でもありますね。最近は「タイパ」なんて言葉までありますが、そんななかにあって、モモに話を聞いてもらった人々は、幸せな気持ちを感じ、ゆたかな時間を取り戻していきます。
いまは子どもたちであっても、ほんとうに忙しい日々を過ごしています。学年が進めば、将来、未来というまた別の時間について思い悩むこともあるでしょう。
いまは子どもたちであっても、ほんとうに忙しい日々を過ごしています。学年が進めば、将来、未来というまた別の時間について思い悩むこともあるでしょう。
そんななかにあって、少しでもゆたかな時間を感じてもらえるように……、それもまたわれわれの仕事と思って、きょうもいろいろなお話をみんなとしています。