グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  諫早校ブログ >  令和7年度公立高校入試改革~数学編~

令和7年度公立高校入試改革~数学編~


「令和7年度公立高校入試」改革。

以前お伝えした「日常生活、社会問題などと関連した探究的な学びの要素を取り入れた全体の2割程度の問題」について、触れていきましょう。

まずは、「数学編」です。
①令和7年度問題例

【出題のねらい】にもあるように、日常生活で数学を使って考えていないであろうことも実は数学を利用して考えることが出来るんだと思わせる問題構成です。
また、結果・結論だけでなく、その過程・プロセスを求めさせ、自分の考えを答えさせることで思考力、表現力を問う形になっています。根本理解が必要になってくる問題となっています。自分の考えを解答用紙に記入するという点においては、数学の問題ではありますが、国語の力も必要になってきます。
「数学は、答えは1つしかない!」
もちろん、そのような問題が多数ですが、その答えに行きつくまでにはたくさんの解法がありました。
数学における「途中過程・途中式」が確実に必要になってきますね。
②令和5年度 大問6

実は、この問題例は、令和5年度の数学の問題を元に作成されています。
最近では、この大問6では生徒と先生の会話のやり取りから問題を解いていくことが多く出題されていました。50分という制限時間の中、最後の問題で問題文章が長いことから、最後まで行きつかないと嘆く生徒が多くいました。しかし、これまでの問題では、その対話文に多くのヒントが隠されており、読み解くことで、答えに導けるという出題となっていました。ご覧になってわかる通り、「途中過程」は問題文に、最終的な結果を求める問題となっています。
 
同じ問題内容でもこうも変わるのかと思い知らされます。
いよいよ始まる入試改革。残りの4教科にもまた触れていきます。