様々な業種を視野に就職活動を行いました。多くの企業を見る中で、自分が本当にやりたいことが明確になっていったことを覚えています。

大学時代に経験したボランティア活動で地元の小学生とふれ合う機会があり、教育の仕事に興味がある自分に気づきました。

実際に仕事をする上で、職場環境が自分に適していなければ継続して頑張ることは難しいだろうと考えていたのですが、当社には子どもたちに全力で向き合う熱い心を持った先輩がたくさんいましたし、人を大切にする会社であると感じたのです。

また、ＩＣＴツールを使用し、子どもたちの意欲向上をはかる授業を行っている点も魅力でした。

私は真面目に勉強に取り組まない生徒に対して、「静かにしなさい」「きちんとやりなさい」と言うだけで、何も解決できずにいました。

そんな時、先輩から「子供の目線に立って考えることが大事だよ」とアドバイスをもらったのです。

私は「勉強しなさい！宿題をしなさい！」と、ついつい大人の目線で接していました。

それから心がけたのは、どんなに小さなことでも褒めること。きちんと宿題をしてきた、元気よく挨拶ができた等、生徒が良い変化をしたら、そこに気づいてたくさん褒めました。

そうすると、生徒も意欲的に取り組んでくれるようになったのです。そして、いつしか私を頼りにしてくれる生徒が増えていく喜びを感じることができました。

成績だけでなく生きる力を伸ばすため、これからも、生徒たちに真摯に向き合います。

子どもたちは本当に大人のことをよく見ています。縁あって出会えた子どもちですから、彼ら、彼女らにとって「かっこいい大人」でありたいと常日頃から意識しています。

そのためには休日を楽しむことも大切です。いろいろなものに触れて、英気を養うことが、子どもたちと全力で向き合う活力になるからです。

有給休暇等を利用して、各地のおいしいものや、きれいな場所を巡ったり、普段できないような体験をして刺激を受けます。

生徒たちが、大人になることに「夢」を抱いてくれるように、まずは私自身が素敵な大人でありたいと思っています。